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いらっしゃいませ。

前回からのシリーズものとして、 筆者が実際にミックスをしている時の手法を少しご紹介したいと思います。
今回はドラムについて筆者的に良い音とは何か、どうすれば良い音になるのかなど思っている事を書いていきたいと思います。

筆者がミックスをする場合ですが ジャンル的にはロックが多いです。



 


↑大体こんな感じです↑


ですので構成的にはボーカル、ギター、ベース、ドラムとなる場合が多く、 使用する楽器の数はあまり多くありません。
ですので1つ1つの楽器の存在感を大事にすると共に、 なるべく録り音を活かした音作りをしたいと思っています。



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・ドラム全体の音の方向性





筆者の場合ですが

なるべくキックとスネアが非常に目立つようにし、

タムは臨機応変にしつつもなるべくアタックはハッキリとさせ、

オーバーヘッドはシンバルがうるさくならないようになるべく遠めに鳴るように心掛けています。


特にオーバーヘッドのシンバル類があまりにうるさいとギターや歌の帯域とかぶり邪魔してしまいますので、
なるべくキックとスネアでグルーヴを作れるようにしています。



そして重要なのが「コンプをかけ過ぎない」という事です。


特にオーバーヘッドやシンバル類にコンプを掛け過ぎるとグシャっとして生々しさとはほど遠い音になってしまいますので

ギターやベースに比べてコンプはかなり控えめにしています。



・キックの音作り





キックに関しては90Hz辺りを意識して鳴らしますが、 その時の録れ音、ベースの質感などを考慮しバランスを変えています。

ベースが包み込むような低音を出したい場合にはもう少し100Hz寄りにしてアタック感を強調しますし、
キックが低音の中心になる場合には90Hz寄りに低音を強めに出します。

筆者が使うマイクや本数はその時々によって変わりますが

AudioTechnicaのATM25

AudixのD6

を使えば1本でもベチッとしたアタックが録れますので重宝しています。




 


↑ちなみに最初にご紹介した動画ではATM25でキックを録音しています。






audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATM25 >

audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATM25

AUDIX ( オーディックス ) / D-6 >

AUDIX ( オーディックス ) / D-6

・スネアの音作り




スネアはなるべく表と裏を両方録るようにします。
もちろん位相の反転も忘れません。

表面でアタック感、裏面でスナッピーと胴鳴り感を調整します。

300Hzくらいにズドン!という胴鳴り感があるので、
そこは活かしつつ不要な低音はカットしていきます。


2kHzくらいがスネアが抜けてきますが、ハイハットの音も強調されてしまいますので、
スネアのチューニングはロー〜ミディアムくらいにするとハイハットのピークから少し逃れられる気がしますので、
筆者のミックスだと抜けやすい気がしています。


使うマイクは定番ですが SHUREのSM57が音作りしやすく気に入っています。


SHURE ( シュアー ) / SM57
SHURE ( シュアー ) / SM57
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・タムの音作り




タムは積極的に音作りしていきます。

500Hzあたりは結構カットします。
ハイタムは150〜200Hz、フロアタムは100Hzあたりを少し持ち上げることもあります。

クリアヘッドのベチッという音を活かしたい場合には〜10kHzも残しておきます。

タムはEQで積極的に音作りをしていくので筆者的にはあまりマイクにはこだわりはありません。

SHUREのSM57やSM58でもそんなに気にならないと思いますが、
やはりMD421(クジラ)は確かに良い音で録れますし、
筆者は将来的にAudixのMicro Dが欲しいです。



SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / MD421MK2
SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / MD421MK2

AUDIX ( オーディックス ) / MICRO-D

AUDIX ( オーディックス ) / MICRO-D

・オーバーヘッドの音作り




筆者の場合、ここにはハイハットも含みますが、
スネアの音にもかなりハイハットが入ってきていますのであまり気にしないことにしています。

低域と中域はかなりカットしますが、
それだけだとハイだけが残りキンキンとしてしまいますので、
必要に応じてハイも全体的に削っていくことで馴染みのいいサウンドになると思います。

オーバーヘッドはなるべく綺麗に煌びやかに録音したいので、
他の太鼓に使うようなダイナミックマイクではなく
オーバーヘッド用のコンデンサーマイクを使います。

筆者は経験上、AKGのC451Bが好きです。


AKG ( アーカーゲー ) / C451B
AKG ( アーカーゲー ) / C451B


・生音を録るかドラムソフトを使うか




ドラムは生楽器ですので
元のヘッドの状態やチューニングにもかなり影響を受けてしまいます

ですので生で録る場合はなるべく良い環境でドラムを録るように心掛けたいです。

最近では優秀なドラムソフトも出てきています。

BFD3やSurperior Drummer3などはちゃんと打ち込めばほとんどの人は打ち込みだと気付かないレベルですし、
電子ドラムでもaDrumsなど生音同然でレコーディング出来る電子ドラムも登場していますので、
必要に応じてどちらを選択しても全く遜色はないと筆者は考えます。


FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3

FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3



TOONTRACK ( トーントラック ) / SUPERIOR DRUMMER 3


TOONTRACK ( トーントラック ) / SUPERIOR DRUMMER 3



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・おわりに





いかがでしたでしょうか?
次回はベースについて書いていきたいと思います。

それではありがとうございました。
またお越し下さいませ。